開設して3年間は赤字。4〜5年目にやっと赤字脱出。そこから少しずつ黒字になって行くビジネスモデル。
ところが、どこも黒字転換できずに困っておられます。金融機関も長期的な視点が見えず、コンサルタントの調査・分析を期待されます。
実際、損益分岐点は、何室なのか?
また、満室の場合の売上や利益はいくらなのか?
例えば、ホテル・旅館の場合は、宿泊以外に宴会やブライダル、レストラン等、他のビジネスがあるため、売上に上限はないです。
ところが、介護施設の場合は、満室になれば、それが上限です。他に物品販売等も行っていないため、売上を上げるのが非常に難しいです。
そのため、職員の給料を上げようと思えば、利用料金を上げないといけないという悪循環が起こります。
売上は上がらない、給料は上がらないとなると、離職者が増えます。
食事等を安い業者に変えたとしてもほんのわずかです。それに、食事が悪くなると、必ず利用者は減ります。
要介護の方にとって、食事は一番の楽しみだからです。
数値目標は、稼働率が最低85%以上。それを達成させるためには、オーナーの強烈な理念が必要です。それと、どこよりも食事がおいしいという評価をいただき、口コミになっていること。
介護施設は事業としては、すばらしいことですが、経営面から見ると非常に厳しい現状があります。
他のどの事業よりも再生・立て直しが難しいかもしれません。そのため、病院等が、介護事業を手放すところも出てきています。
まず、調査・分析を行い、精査して、出口を見つけること。
そこが、一番大切です。
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株式会社武内コンサルティング 代表取締役 武内幸夫
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